健繊株式会社
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HIDAMARI®
SPACE DRY-WEAR(ヒダマリスペースドライウエア)
発売決定!

JAXA「第2回宇宙生活/地上生活に共通する課題を解決するアイデア募集」にて、65件の中から選定された製品の量産版を発売。

健繊株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役 吉木 伸彦)は「HIDAMARI®SPACE DRY-WEAR(ヒダマリスペースドライウエア)」の量産版を2023年7月5日に販売いたします。


エベレスト登山隊の技術で宇宙飛行士の困りごと(不快な汗)を助けたい

宇宙生活で欠かせないのが宇宙飛行士の筋力低下を防ぐための運動です。
しかし宇宙では表面張力で汗が肌にまとわり付きとても不快になります。宇宙飛行士はその汗を毎度タオルで拭いていると聞きました。そこで、エベレスト登山隊で着用された当社独自の技術を基に、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)による「第2回宇宙生活/地上生活に共通する課題を解決するアイデア募集」にエントリーし、「HIDAMARI®SPACE DRY-WEAR(ヒダマリスペースドライウエア)」を開発。
安全性・搭載性等の観点からの総合的な評価を経て、国際宇宙ステーション(ISS)に搭載可と判断されました。満を持して今夏以降のISS搭載、宇宙飛行士による着用を予定しております。


採用された宇宙生活/地上生活に共通する課題と内容

宇宙生活で欠かせないのは半年間にも及ぶ長期ミッションの中、宇宙飛行士の筋力低下を防ぐためにも1週間の内6日間必ず2時間30分(準備時間含む)の運動が計画されています。その際、地上であれば流れる汗が、宇宙では汗が流れず、肌にまとわりつくことでとても不快な状況になり、毎度タオルで汗を拭き取らなければいけません。地上においても汗を処理することは夏場の不快な汗、冬場の汗冷えなど、地上生活・宇宙生活双方でも共通の課題となっております。
当社「ひだまり®」製品はエベレスト登山隊(1991・1993年群馬山岳連)が使用し、汗を肌側から外側へ吸い上げることで汗冷えしにくいという製品特徴がございます。そのエベレスト登山隊で築き上げた当社独自の技術を基に、「運動時の不快な汗を吸い上げるマルチウエア」を製作しております。



テスト画像
写真提供:JAXA/NASA

古川聡宇宙飛行士が着用予定

古川聡宇宙飛行士は、2011年6月から第28/29次長期滞在クルーのフライトエンジニアとして国際宇宙ステーション(ISS)に約半年間滞在。
今回2度目のISS長期滞在が決定し、2023年夏以降打ち上げ予定である米スペースX社の宇宙船「クルードラゴン」7号機に搭乗予定。このISS長期滞在ミッションに際して、「HIDAMARI®SPACE DRY-WEAR(ヒダマリスペースドライウエア)」のISS搭載、古川宇宙飛行士による着用を予定しています。
汗を肌側から外側へ吸い上げるため、運動時の不快な汗を軽減することが期待されます。地上においても汗を処理することは夏場の不快な汗、冬場の汗冷えなどがあり、汗は地上生活・宇宙生活双方でも共通の課題となっております。
また当社「ひだまり®」製品はエベレスト登山隊(1991・1993年群馬山岳連)が使用。そのエベレスト登山隊で築き上げた当社独自の技術を基に製造しております。

商品画像

製品(量産版)の特徴

ISS内は常に快適な室温に温度制御されているため、こちらの製品は、当社の「暖かさ」を前面に出したアイテムではなく、薄手の二重構造ドライメッシュ編地を採用。運動時の汗を肌側から外側へ吸い上げる製品のため、不快な汗問題に向けて薄手の編地にしました。編地の表面には、銀イオンを保持したアクリル原綿と綿を混紡することで抗菌性能をもたせた糸「金魚Ag®」※を使用しており、宇宙滞在時の臭い問題も解決を目指します。
※抗菌機能糸「金魚Ag®」とは綿糸「金魚®」ブランドは1918年(大正7年)に、タオル用原糸として誕生しました。その後、2015年にブランドが復活し、抗菌機能を持たせたものが「金魚Ag®」です。



商品画像

カラー:ホワイト、ブラック 販売価格:Tシャツ7,700円(税込)/ハーフパンツ7,700円(税込)



商品画像

JAXA LABEL

「HIDAMARI®SPACE DRY-WEAR(ヒダマリスペースドライウエア)」は、JAXA LABEL付与製品です。「JAXA LABEL COLLAB」とは、JAXAの認証や選定された商品に対して付与されるロゴマークです(本件はISS生活用品公募に該当)。
本製品は、ISS搭載予定品とはデザイン・素材の混用率が異なります。本製品に関する一切の責任は、健繊㈱に帰属します。



パッケージ

実際のISS内で撮影された画像をパッケージに使用。左側の表箱画像はISS内から地球と月を撮影した写真。右側の中枠画像はISS日本実験棟「きぼう」の内部写真です。今後「HIDAMARI®SPACE DRY-WEAR(ヒダマリスペースドライウエア)」が、ISS内で使用されるというイメージを基に化粧箱を作成しております。

ひだまり本舗
https://hidamarihonpo.com

THINK SPACE LIFE
https://aerospacebiz.jaxa.jp/solution/j-sparc/projects/think-space-life/

金魚®
https://www.toyobo.co.jp/news/2015/release_341.html

第2回 宇宙生活/地上生活に共通する課題を解決する生活用品アイデア募集ISS搭載可否判断結果(2023年以降ISS搭載分)について
https://humans-in-space.jaxa.jp/biz-lab/news/detail/002461.html
TJ-075H

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